2006年04月22日

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ / LOCK, STOCK & TWO SMOKING BARRELS


1998年 イギリス映画
監督 ガイ・リッチー
脚本 ガイ・リッチー
出演 ニック・モーラン 
    ジェイソン・フレミング
    デクスター・フレッチャー
    ジェイソン・ステイサム 
    
かなり愉快で痛快な映画でした。一つの始点からめちゃめちゃ膨んで、二つの終点を迎えてるんですけど、ラスト一コマの爽快感とそれまでの充実感、全篇一気に突っ走る疾走感にはやられました。途中、次の展開がみえる場面が何度もあるんだけど、常に予想を越えてきます。なんか映画に遊ばれてるって感じでした。かなり強引な展開も、強烈なセンスでネジ伏せられますので、文句もでません。
英国映画らしく音楽も最高で、特にギャンブルで負けた瞬間に流れ出した「I Wanna Be Your Dog」には笑いました。強烈なヘコミ方にかなりマッチしてました。
主役の4人も含めて、出てくる人間はほとんど悪(ワル)なんですけど、ただ一人まともなJD(スティング)の目つきが一番鋭く存在感あり。4人の人間関係も、ベタついた友情ではなく、程良い距離感で描かれているのも、好感もてました。
posted by ディージロ at 09:35| Comment(8) | TrackBack(2) | マフィア、クライム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月10日

旅立ちの時 / RUNNING ON EMPTY


1988年 アメリカ映画
監督 シドニー・ルメット
脚本 ナオミ・フォーナー
出演 リヴァー・フェニックス
    ジャド・ハーシュ
    クリスティン・ラーティ


両親が反戦活動家で、爆破事件により指名手配されFBIから追われ続けている家族を描く。2人の子供も名前や容姿を変え、逃亡生活を余儀なくされている。
そんな、自由を奪われた、想像もつかないような重く暗い状況で、繊細で逞しく育ったダニーと、無邪気な弟が痛々しく切ないけど、素晴らしい。特にダニーが唯一打ち込めるピアノを弾くシーンはどれも圧巻。その姿は美しすぎて心うたれます。
家族のしがらみの中、計り知れない葛藤の中で、自分なりに夢を追いかけていく姿がたまりません。それは決して家族への裏切りなんかではないし、やはり周りも暖かい。
でも、人間的にはクセがあるけど、フィリップス先生がおせっかいをやいてくれなければ、彼の才能はそのまま潰れていたでしょう。彼は優秀な指導者ですね。
勇気と愛ある決断がくだされるラスト・シーンは何度みても、涙が止まりません。最初に観たのは高校生のとき、めちゃめちゃ泣いたことを今でもはっきり覚えています。
posted by ディージロ at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒューマン・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月07日

モーターサイクル・ダイアリーズ / DIARIOS DE MOTOCICLETA


2003年 イギリス=アメリカ合作
監督 ウォルター・サレス
脚本 ホセ・リベラ
出演 ガエル・ガルシア・ベルナル
    ロドリゴ・デ・ラ・セルナ
    ミア・マエストロ


世界中で愛されている伝説の革命家“チェ・ゲバラ”の若き日の南米旅行を、彼の日記を基に描いている。しかしゲバラを知らない人でも、深く感動できるヒューマン・ドラマであり、美しく壮大なロード・ムービーだと思います。
最初はムチャな二人の、行き当たりばったりのムチャな旅。バイク(ノートン500、英国の名車!!)の乗り方もメチャクチャで、案の定、旅の半ばで動かなくなります。僕もバイク乗りなので、別れが悲しいのは分かるけど、自業自得ですね。
旅が進むにつれ、二人の考えに大きな差が開いていくのが興味深い、というか一番の見所。もともと正義感や責任感などの面で二人の性格は全然違うけど、エルネスト(ゲバラ)の急激な成長や変化に対して、アルベルトの目先の欲望を満たそうとする姿勢が、ずっと変わってこないのは面白い。最も印象に残った場面は、深く世話になった博士の熱烈な趣味である小説に対して、エルネストが酷評するシーン。ほとんどの人はアルベルトとまでは言わないが、それに近い対応で済ますと思う。ここでエルネストという人間の信念を見せつけられる。
多くの人の苦しさや貧しさを見聞きし、理想を掲げ、自分の進むべき道を意識していくエルネストの姿は最高に美しく気高いが、そのことに気付きつつ現実的に彼を見守っているアルベルトは、めちゃくちゃ愛すべき男だと思う。泣ける!!
posted by ディージロ at 22:32| Comment(1) | TrackBack(0) | ヒューマン・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月05日

スタンド・バイ・ミー / STAND BY ME


1986年 アメリカ映画
監督 ロブ・ライナー
原作 スティーヴン・キング
出演 ウィル・ウィートン
    リヴァー・フェニックス
    キーファー・サザーランド


1959年の夏、オレゴンの小さな町で4人の少年達が、町から遠く離れた森の中へ死体を探しに行くという、たった二日間の旅を描いた物語。
目に移る風景、流れてくる音楽、どこをとっても素晴らしい。大きな展開もなく、ハラハラもドキドキもないけど、エンド・ロールでは名曲「STAND BY ME」をバックに涙が溢れてます。それも劇中をあわせると何度も。ちょっとしたセリフでも、もうヤバくなってました。
4人の少年達、それぞれ家庭の事情ってやつを抱えていて、結構ヘヴィな状況なんだけど、みんな逞しいっていうか、立派な悪ガキなのが微笑ましい。中でも優等生的ゴーディとリーダー格クリスの、お互いを尊敬しあい、信じあい、励ましあう姿には、深く心打たれます。
途中から死体なんてどうでもよくなってるみたいなんだけど、投げ出さず、当初の目的を4人で果たしている。達成感のなさそうな目標に向かわせた事も興味深い。
時や場所、状況は全然違うけれど、忘れていた小さい時の思い出をつつかれ、なんともいえない暖かい気持ちになれました。友情をテーマにした作品で、これ以上の作品は見た事ないです。
posted by ディージロ at 23:43| Comment(1) | TrackBack(1) | ヒューマン・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月03日

ギルバート・グレイプ / WHAT'S EATING GILBERT GRAPE


1993年 アメリカ映画
監督 ラッセ・ハルストレム
脚本 ピーター・ヘッジス
出演 ジョニー・デップ
    レオナルド・ディカプリオ
    ジュリエット・ルイス


何の刺激もない田舎町で、知的障害をもつ弟と、過食症でほとんど動けない母の面倒をみているギルバートの家族愛の物語。
…と簡単には紹介できないし、したくない。ギルバートは確かに優しい男だけど、責任感が大して強いわけでもなく、目的ももっていないし、ちょっとキレやすい。彼の置かれている状況では仕方ないけど、生意気すぎる妹に対する、冷たい視線や乱暴な行動は、彼の爽やかな普段の姿の裏にある苛立ちや怒りを感じさせて、興味深いし、何故か痛快。だから、特に優れているわけでもない彼の目的のない生活は、時に自分の姿を投影してしまうし、共感できる。ただ彼が置かれている状況を、あまり不幸に感じさせないのは、やはり優しさや強さがまさっているのかなとも思う。
そして、そんな彼とは真逆の立場、自分で生計を立てることなく、お婆さんにくっついて自由気ままに旅をし、世界を知っていると豪語する娘ベッキーとの出会いにより彼は変わっていく。
確かに彼女は気持ちが大きく、ある意味、風のような女の子だと思う。今まで閉ざされていたギルバートの心の中が開かれていくのは、みていて嬉しくなるし、感動する。
人間は出会いや別れによって成長していくんだなあと、改めて感じさせてくれる1本。
posted by ディージロ at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒューマン・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。